大家様にとって賃貸管理会社を変更するのはなかなか大変なことかと思います。長くお付き合いしている場合は何かしらの不満があっても我慢しているケースもよくあるようです。そこに目に見えないリスクがあるかもしれません。おすすめ管理会社の選び方、ポイントとなるチェック項目をご紹介します。

管理会社を選ぶ、探すのが難しい理由

1. 実際に業務を依頼しないと管理の質がわかりにくい。

2. 管理代行料以外の料金の有無や金額が明示されておらず他社と比較できない。

3. 売買業務が主体の不動産仲介会社であっても管理部門があります。管理業務がその会社のメイン業務かアフターサービス業務なのかが見分けずらい。

4. 規模が大きければよい管理会社、とも言えない。

大型賃貸マンションの賃貸管理を手掛けている会社は、小規模個人オーナーのマンション、アパートとは相性が良くない場合があります。小規模な賃貸住宅の場合、ちょっとした手間仕事を受けてくれる小回りの利く会社が安心です。担当が頻繁に変わったり業務窓口がいくつもあると大家様は大変です。物件と会社との相性が管理会社選びには大切になります。

 

選び方についてのご提案

大家様の変更したい理由・問題解決したいことを明確にすると良いと思います。その問題解決ができるかどうかに絞ってまずは管理会社の変更を検討されると良いかと思います。

例)

問題・・ 業務報告ない 入居者条件を勝手に決める 対応が遅い 修繕会社を自社で抱えており高い 担当が頻繁に変わる 担当がいない 担当が売買や一般仲介業務と兼業 すぐに修繕を進める 業務内容が硬直的 など。

要望・・ すぐに報告してほしい 管理会社で直接賃貸契約してほしい 物件にあった契約書にしてほしい 連絡報告はメールでほしい 対応をすぐにしてほしい 賃貸募集に力をいれてほしい 資産全般を見た的確公正なアドバイスがほしい 柔軟な対応 リスクマネジメントができる など。

 

※国土交通省の「賃貸住宅管理業者」登録をしている業者か確認してください。

賃貸住宅管理業者とは国土交通省に管理業務内容等を登録している業者です。登録には賃貸不動産経営管理士の資格を持った従業員が必要です。また、大家様との管理委託には資格者が説明をする義務があります。ゆくゆくは、宅地建物取引業のように登録制度から免許制度に移行してゆくよう行政及び不動産団体を中心に推進している制度です。

 

 

「隠れているリスク」にもご注意ください。

現状の管理に不満がありながら管理会社を変更せず継続していることでリスクを膨らませていませんか?

大家様が具体的に感じる不満以外に「見落とされている賃貸リスク」(入居者への損害補償対策、契約内容不備によるクレーム、事故対応不備による問題)などが含まれている場合が多くあります。

新しい賃貸会社をさがすのは大変ですが、問題を抱えたままにしておくことでの「隠れているリスク」にも注意が必要です。